二〇〇六年度
|
月例研究会(第三六七回)四月
二○世紀末小説に描かれた〈救い〉ー遠藤周作、加賀乙彦らを中心に
|
小嶋洋輔 |
全国大会(第三五回)五月一一日・一二日 会場・二松学舎大学
総主題ー明治期におけるキリスト教作家の問題
【研究発表】第一日
C・S・ルイスにおける悪の問題―護教論と小説における取り組み
エルネスト・ルナンにおける司祭像ー《etre abstrait》としての在り方
ディケンズとキリスト教ーThe Life of Our Lord を中心に
【シンポジウム】
明治期におけるキリスト教作家の問題―透谷・藤村・盧花をめぐって
【研究発表】第二日
『落梅集』における明治期のキリスト教受容
芥川龍之介と遠藤周作―「奉教人の死」と『沈黙』
北村透谷と内村鑑三―明治期キリスト教文学における〈父なる神〉
【講演】
透谷とキリスト教ー〈信〉と〈認識〉、その対峙相関を軸として |
本多峰子
江島泰子
島田桂子
司会 奥野政元/発題者 槇林滉二・下山孃子・吉田正信
出光公治
曺 紗玉
尾西康充
佐藤泰正 |
月例研究会(第三六八回)六月
フラナリー・オコナーの「グリーン・リーフ」
|
野口 肇 |
月例研究会(第三六九回)九月
キリスト教における和歌の力―『聖詠 完』(明治二六年)をめぐって
|
小林幸夫 |
月例研究会(第三七○回)一〇月
E・M・フォースターとキリスト教ーThe Longest Journeyの場合
|
松山 献 |
月例研究会(第三七一回)一一月
『侍』-新たな二つのテーマと同伴者イエスをめぐって
|
武田秀美 |
月例研究会(第三七二回)一二月
シンポジウム 『侍』をどう読むか
|
司会・パネリスト 笠井秋生/長濱拓磨・川島秀一 |
月例研究会(第三七三回)一月
シャーウッド・アンダーソンとキリスト
|
森本真一 |
月例研究会(第三七四回)三月 会場・筑波大学
芥川龍之介のドストエフスキー体験―その地平に潜むもの、ふたたび「羅生門」との関わりに触れつつ
|
宮坂 覺 |
二〇〇七年度 |
月例研究会(第三七五回)四月 会場・筑波大学
辺境という名のトポス―ウクライナ地政学事始 |
原田義也 |
全国大会(第三六回)五月一一日・一二日 会場・活水女子大学
総主題―文学と罪
【研究発表】第一日
遠藤周作『沈黙』論―〈棄教〉をめぐって
八木重吉の罪悪感―井上洋治の神学に触れて
太宰治「ろまん燈籠」と「新ハムレット」を読む
【シンポジウム】
〈神〉に対する〈悪魔〉―『ブライトン・ロック』のピンキーの堕地獄
【研究発表】第二日
『ゴドーを待ちながら』における聖書隠喩
ディケンズ作品における罪と救い
イェイツのクフーリン―国家表象の意味づけと〈善悪の彼岸〉
【講演】
文学と罪 |
田中 葵
山根道公
李 美香
司会 山形和美/発題者 安藤聡・小幡光正・片山はるひ
田久保浩
永岡規伊子
木原 誠
竹野一雄 |
月例研究会(第三七六回)六月 会場・筑波大学
「老人と鳩」―「老人と孤独な娘」を読む |
田中良彦 |
月例研究会(第三七七回)九月 会場・筑波大学
「沈黙」する回心―F・モーリヤックに「おける「自然」と「聴自然」を廻って
|
中村秀俊 |
月例研究会(第三七八回)一〇月 会場・筑波大学
島尾敏雄「出発は遂に訪れず」論―その「出発」の意味をめぐり
|
安達原達晴 |
月例研究会(第三八〇回)一二月 会場・筑波大学
キリスト教と文学 雑感
|
山形和美 |
月例研究会(第三八一回)一月 会場・筑波大学
清水紫琴「移民学園」論―〈平民主義〉に注目して |
岡西愛濃 |
月例研究会(第三八二回)三月 会場・筑波大学
ドストエフスキーと聖書―復活の問題をめぐって
|
芦川進一 |
二〇〇八年度 |
月例研究会(第三八三回)四月 会場・筑波大学
若松賤子と児童文学―『小公子』から「着物の生る木」まで |
尾崎るみ |
全国大会(第三七回)五月一六日・一七日 会場・星美学園短期大学
総主題―文学と死
【研究発表】第一日
大江健三郎『人生の親戚』における《文学と死》
中村草田男俳句に見られる宗教性
遠藤周作『イエスの生涯』論
【シンポジウム】
【研究発表】第二日
文学を永続化させる「死」―モーリヤックの場合
フラナリー・オコナーとアメリカ南部の宗教風土
ウクライナ文学とキリスト教―その解釈と課題
【講演】
「文学と死」―死者は死なない
|
伊藤久美子
中島賢介
菅原とよ子
司会者 影山恒男/発題者 石丸晶子・細川正義・川島秀一
中村秀俊
野口 肇
原田義也
中野新治 |
月例研究会(第三八四回)六月 会場・筑波大学
『天国と地獄の結婚』―ウィリアム・ブレイクの合理主義と想像力論
|
田久保浩 |
月例研究会(第三八五回)九月 会場・筑波大学
遠藤周作『女の一生―キクの場合』と劉寒吉『風雪』―〈浦上四番崩れ〉に見る死生観の相違をめぐって
|
恩智尚子 |
月例研究会(第三八六回)一〇月 会場・筑波大学
「いるべき場所にいない」人たちと孔雀―フラナリー・オコナーの”The Displaced Person”をめぐって
|
中村恭子 |
月例研究会(第三八七回)一一月
藤村と『新撰讃美歌』
|
下山嬢子 |
月例研究会(第三八八回)一二月
芹沢光治良をめぐって
|
勝呂 奏 |
月例研究会(第三八九回)一月
『ナルニア』の背景
|
安藤 聡 |
月例研究会(第三九〇回)三月
石原吉郎のカール・バルト『ロマ書』理解
|
柴崎 聰 |
二〇〇九年度 |
月例研究会(第三九一回)四月 会場・筑波大学
空間と時間の饗宴―ミュリエル・スパーク『シンポジウム』
|
氏家理恵明 |
全国大会(第三八回)五月九日・一〇日 会場・仙台白百合女子大学
総主題―文学とイデオロギー
【研究発表】第一日
グレアム・グリーンの作品にみる〈神の恩寵〉
ロマンスとしての『ナルニア国年代記』―スペンサーの影響を中心に
中世主義者としてのイーヴリン・ウォー
【シンポジウム】
【研究発表】第二日
『深い河』後の遠藤文学―『女』を中心に
椎名麟三『美しい女』論―ドストエフスキー『白痴』の影響について
仲町貞子と井上良雄―文学の封印と信仰
【講演】
ランボー―崩しの詩学のイデオロギー |
浅田千枝子
根元 泉
野谷啓二
司会 山形和美/パネリスト 向井 清・矢口洋生・山根道公
笛木美佳
長濱拓磨
田中俊廣
川那部保明 |
月例研究会(第三九二回)六月 会場・筑波大学
大江健三郎『燃えあがる緑の木』試論―主人公〈隆〉の生涯とイエス
|
伊藤久美子 |
月例研究会(第三九三回)九月 会場・筑波大学
ロジャー・パルバース「神のいらない時代のバイブル・ストーリーズ」―本当に神がいらないのか?
|
岡田理香 |
月例研究会(第三九四回)一○月 会場・筑波大学
芥川龍之介「奉教人の死」論
|
小林幸夫 |
月例研究会(第三九五回)一一月 会場・筑波大学
グレアム・グリーンと現代―”The Living Room”をめぐって
|
マクニコル恵子 |
月例研究会(第三九六回)一二月 会場・筑波大学
ミニ・シンポジウム 世界文学としての村上春樹
|
司会 田久保浩/パネリスト 森本真一・松岡直美 |
月例研究会(第三九七回)一月 会場・筑波大学
遠藤周作「白い人」―描き込まれたフランス
|
小島洋輔 |
月例研究会(第三九八回)三月 会場・筑波大学
『権力と栄光』における「呼びかけ」(calling)としての秘跡
|
佐藤宏樹 |
二〇一○年度 |
月例研究会(第三九九回)四月 会場・上智大学
有島武郎におけるキリスト教―アメリカ留学を手がかりに
|
尾西康充 |
全国大会(第三九回)五月八日・九日 会場・桜美林大学
総主題―現代とキリスト教文学
【研究発表】第一日
正宗白鳥『狸の腹鼓』論
太宰作品の文学機構からみる聖性の一考察
遠藤周作『沈黙』における〈沈黙〉の意味―「神」と「人間」の関係性を視座として
【シンポジウム】
現代とキリスト教文学―芸術とキリスト教のはざまに佇立して問う
【研究発表】第二日
ジョージ・マクドナルドの創作物語の特質
ウィリアム・ゴールディング『蠅の王』におけるキリスト表象
グレアム・グリーンとインドシナ戦争
【講演】
セルバンテスと石原吉郎―ドン・キホーテからサンチョ・パンサへ |
佐藤ゆかり
大國眞希
古浦修子
司会 宮坂覺/パネリスト 河野至恩・富岡幸一郎・島村 輝
山田敦子
小林亜希
阿部曜子
柴崎 聰 |
月例研究会(第四〇〇回)六月 会場・桜美林大学
インカルチュレーションと遠藤周作―神学と文学との相互作用とその可能性
|
古橋昌尚 |
月例研究会(第四〇一回)九月 会場・桜美林大学
遠藤周作『侍』論―心情変化にみる長谷倉の到達点
|
岩崎里奈 |
月例研究会(第四〇二回)一〇月 会場・桜美林大学
『指輪物語』と『ナルニア国年代記物語』―色彩表現から見たキリスト教的ヴィジョン |
川原有加 |
月例研究会(第四〇三回)一一月 会場・桜美林大学
安部公房の人間観
|
千金楽健 |
月例研究会(第四〇四回)一二月 会場・桜美林大学
ミニ・シンポジウム『襲いかかる聖書』(小川国夫著)―芥川・埴谷・小川をめぐって
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司会 柴崎 聰/パネリスト 勝呂 奏・安藤公美 |
月例研究会(第四〇五回)一月 会場・桜美林大学
〈芸術〉に対する〈信仰〉の勝利―近代イギリスの宗教的・愛国的芸術と文学テクスト |
近藤存志 |
二〇一一年度 |
月例研究会(第四〇六回)四月 会場・桜美林大学
現在の日本でドストエフスキーをどう読むか―椎名麟三に学ぶ
|
大塚野百合 |
全国大会(第四〇回)五月一四日・一五日 会場・梅光学院大学
総主題―キリスト教文学の可能性
【研究発表】第一日
アズベリーは病床で何を見たのか?―Flannery O’Connor,The Enduring Chill(1958)の結末部の解釈
シングの『海に乗り行く人々』におけるケルト的カトリックの世界
『ミドルマーチ』にみる死生観―ドロシア・カソーボンの結婚の場合
【シンポジウム】
キリスト教文学の可能性―価値体系の境界を越えて
【研究発表】第二日
山本周五郎『青べか物語』の世界―事実と虚構の間
芥川龍之介「河童」論―死と生をめぐるシンパシーの連鎖
越知保夫とその時代
【講演】
キリスト教文学の可能性―ひらかれた文学と宗教を求めて
|
亀田政則
徳永哲
福永信哲
司会 清水孝純/パネリスト 山本和道・吉津成久・芹川哲世
島 達夫
吉川 望
若松英輔
佐藤泰正 |
月例研究会(第四〇七回)六月 会場・桜美林大学
デタッチメントとコミットメントのあわい―村上春樹『1Q84』における宗教性
|
桑原理恵 |
月例研究会(第四〇八回)九月 会場・桜美林大学
弱さの詩学―ロバート・ブラウニングの〈宗教的〉劇的独白詩について
|
田代尚路 |
月例研究会(第四〇九回)一〇月 会場・桜美林大学
『続 氷点』の陽子―「赦し」と「再生」の問題をめぐって
|
竹林一志 |
月例研究会(第四一〇回)一一月 会場・桜美林大学
C・S・ルイス『天路逆程』のヴァーチューに見るカント的道徳観
|
櫻井直美 |
月例研究会(第四一一回)一二月 会場・桜美林大学
ミニ・シンポジウム アメリカ南部とフラナリー・オコナー |
司会 森本真一/パネリスト 田中浩司・中村文紀・中村恭子 |
月例研究会(第四一二回)一月 会場・桜美林大学
藤村の「若菜集」と旧約聖書の「創世記」
|
崔 順育 |
月例研究会(第四一三回)三月 会場・桜美林大学
E・M・フォースターとアングリカニズム―ヴィア・メディアの精神を中心に
|
松山 献 |
二〇一二年度 |
月例研究会(第四一四回)四月 会場・桜美林大学
巌本善治における「女学」「帝国」「キリスト教」 鄭玹汀 |
鄭玹汀 |
全国大会(第四一回)五月三日・四日 会場・フェリス女学院大学
総主題―現代におけるキリスト教文学の〈ミッション〉
【研究発表】第一日
シェイクスピアの女性像―『オセロ』の場合
氾濫する呼びかけ―アルフレッド・テニスン『イン・メモリアム』を読む
揺れるマッパ・ムンディを超えて―C・S・ルイスの『朝びらき丸 東の海へ』とクリスチャン・ポストモダニズム
【シンポジウム】
現代におけるキリスト教文学の〈ミッション〉
【研究発表】第二日
一九二〇年代のイエス伝―芥川龍之介「西方の人」以前・以後
『青い小さな葡萄』論―伊原とノートの関係性から
歴史児童文学に見られるキリスト教―かつおきんや『あらしの中の十七年』から
【講演】
『神曲』翻訳の謎―消えた書簡を追う |
郡司郁
田代尚路
湯浅恭子
司会 細川正義/パネリスト 竹林一志・古橋昌尚・須浪敏子
安藤公美
北田雄一
中島賢介
下館和巳 |
月例研究会(第四一五回)六月 会場・桜美林大学
罪のバイブルから『敗れざる者』へ―フォークナーとキリスト教
|
森本真一 |
月例研究会(第四一六回)九月 会場・桜美林大学
夏目漱石「道草」―叙法の構造と思想
|
影山恒男 |
月例研究会(第四一七回)一〇月 会場・桜美林大学
R・H・ブライスとバッハとキリスト教
|
川田基生 |
月例研究会(第四一八回)一一月 会場・桜美林大学
芹沢光治良『巴里に死す』―作品に託したもの
|
勝呂 奏 |
月例研究会(第四一九回)一二月 会場・上智大学
ミニ・シンポジウム 芥川龍之介「歯車」を読む
|
パネリスト 関口安義・細川正義/兼コーディネーター 宮坂 覺 |
月例研究会(第四二〇回)一月 会場・桜美林大学
英訳聖書に見られる英語の変遷 |
秋葉倫史 |
月例研究会(第四二一回)三月 会場・桜美林大学
芥川龍之介「奉教人の死」論―『平家物語』との共通性から
|
関 祐理 |
二〇一三年度 |
月例研究会(第四二二回)四月 会場・桜美林大学
グリーン文学の一つの読み方 |
山村結花 |
全国大会(第四二回)五月一一日・一二日 会場・関西学院大学
総主題―宗教と文学の対話(ダイアローグ)
【研究発表】第一日
芥川龍之介「報恩記」論―対読者戦略の観点から
大岡昇平『野火』論―「水」と「十字架」をめぐって
遠藤周作『王の挽歌』論―ザビエルの影響を視座とした大友宗麟の信仰
【シンポジウム】
宗教と文学の対話(ダイアローグ)
【研究発表】第二日
一九世紀アメリカの仏教受容と改革運動への影響―リディア・マリアチャイルドの宗教論を中心に
ヘンリー・ジェイムズとキリスト教
Nathaniel Hawthorne,The Scarlet Letter―ピューリタニズムとロマンティシズムとのあいだで
【講演】
受難の文芸―三浦綾子をめぐって |
早澤正人
黒木 章
岩﨑里奈
司会 田久保浩/発題者 嶺重淑・永岡規伊子・阿部曜子
内堀奈保子
阿出川祐子
宮崎妙子
奥野政元 |
月例研究会(第四二三回)六月 会場・桜美林大学
遠藤周作の「殉教」観―「最後の殉教者」における史実とフィクション
ローデンバックのオフィーリア―エッセイ「ブリュージュ」を中心に
|
香川雅子
藤井仁奈 |
月例研究会(第四二四回)九月 会場・桜美林大学
西欧におけるキリスト教「婚姻神秘主義伝説」と遠藤の「愛の置き換え」について
The Lost Princess 解読
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兼子盾夫
山田敦子 |
月例研究会(第四二五回)一二月 会場・上智大学
ミニ・シンポジウム C・S・ルイスの文学世界
|
パネリスト 竹野一雄・柴崎 聰・安藤 聡(兼司会) |
月例研究会(第四二六回)三月 会場・桜美林大学
川端康成とキリスト教―テクストの中の聖書
C・S・ルイスとクリスチャン・ポストモダニズム―ワードとイメージが超える世界 |
東雲かやの
湯浅恭子 |
二〇一四年度 |
全国大会(第四三回)五月九日・一〇日・一一日 会場・広島女学院大学
総主題―平和・キリスト教・文学
【研究発表】第一日
マルコによる福音書における暗示の手法
『大いなる断念』―連鎖と断絶
準創造世界のユーカタストロフィ―C・S・ルイスとJ・R・Rトルキーン
【シンポジウム】
平和・キリスト教・文学
【研究発表】第二日
田山花袋 キリスト教受容の形
横光の初期文学における〈生の不安〉について
原民喜と聖書―天とつながる祈りの文学
【講演】
私は私の信じているものを知らない―ガブリエル・マルセルの形而上学
【フィールドワーク】第三日
原民喜の「夏の花」を歩く |
本多峰子
神谷裕子
小林眞知子
司会者 山根道公/発題者 柴崎 聰・藤井仁奈・松岡直美
山本 歩
鐘 俊梅
竹原陽子
若松英輔 |
月例研究会(第四二七回)六月 会場・桜美林大学
「ルーアンの夏」論―作品末尾の「気持」の内実について
The Devil is an Assにおける「悪魔との契約」の諸相
|
北田雄一
横田保恵 |
月例研究会(第二七三回)六月 会場・桜美林大学
キリスト教徒作家チャールズ・ウィリアムズ
|
竹野一雄 |
月例研究会(第四二八回)九月 会場・桜美林大学
Antonia WhiteのFrost in May(1933)を読む―Nanda Greyの信仰への決意と挫折
若き日の矢内原忠雄―内村鑑三・倉田百三をめぐって
|
向井秀忠
関口安義 |
月例研究会(第四二九回)一二月 会場・上智大学
ミニ・シンポジウム 山浦玄嗣著『ナツェラットの男』を読む |
パネリスト 下館和巳・勝呂 奏/司会 笛木美佳 |
月例研究会(第四三〇回)三月 会場・桜美林大学
太宰治と音楽
C・S・ルイス『天国と地獄の離婚』について
|
大國眞希
高橋清隆 |
二〇一五年度 |
全国大会(第四四回 創立五〇周年記念大会)五月九日・一〇日 会場・上智大学
総主題―聖書と現代文学
【研究発表】第一日
芥川龍之介『おぎん』論―おぎんの棄教の果てに「作者」は何を見たか
聖書と三浦綾子文学
遠藤周作と井上洋治―『深い河』の汎在神論をめぐって
【シンポジウム】
聖書と現代文学
【研究発表】第二日
「歴史」と悪魔
オースティンからブロンテへ―Christian Heroineの変遷
『喜びの訪れ』と『ナルニア国物語』
【講演】
弱い神の系譜―文学的構想力と神学 |
奥田雅則
竹林一志
山根道公
司会・コーディネーター 清水孝純/パネリスト 芦川進一・長濱拓磨
横田保恵
徳久久美子
安藤 聡
深井智朗 |
月例研究会(第四三一回)六月 会場・桜美林大学
遠藤周作 原稿用紙から見る作家活動の一端
『オハイオのワインズバーグ』に見る聖と俗と性
|
恩智尚子
森本真一 |
月例研究会(第四三二回)九月 会場・昭和女子大学
芥川龍之介『白』考―「白」の表彰をめぐって
オスカー・ワイルドとキリスト |
宮薗美佳
宮本祐司 |
月例研究会(第四三三回)一月 会場・昭和女子大学
ミニ・シンポジウム 女性が〈語る〉グレアム・グリーン文学 |
コーディネーター兼パネリスト 阿部曜子 パネリスト 柳谷千枝子・笛木美佳 |
月例研究会(第四三四回)三月 会場・昭和女子大学
T.S.エリオットの劇作品にみるギリシア悲劇―再考
正宗白鳥「今年の秋」―小説家としての最期を考える
|
相原雅子
佐藤ゆかり |
二〇一六年度 |
全国大会(第四五回)五月一四日・一五日 会場・京都外国語大学
総主題―キリスト教と笑い
【研究発表】第一日
シェイクスピア作『ハムレット』--主人公の苦悩にキリスト教が与える影響を一般大学生向け授業でどう読み解くか
C.Sルイス作品におけるキリスト教と〈笑い〉の考察
C.Sルイスとクリスチャン・ポストモダニズム--逆転するユダヤ的笑い
【シンポジウム】
「キリスト教と〈笑い〉―太宰治、椎名麟三、遠藤周作の文学からのアプローチ
【研究発表】第二日
遠藤周作文学における作中人物と「救い」の関係
島尾敏雄の琉球弧とキリスト教 『日の移ろい』『続日の移ろい』から
宮沢賢治と妹トシの求めた思想と信仰―〈開かれた宗教性〉へむかって
【講演】
聖書における〈笑い〉 |
齋藤安以子
櫻井直美
湯浅恭子
司会・コーディネーター 細川正義 斎藤理生 立尾真士 古浦修子
増田 斎
小嶋洋輔
山根知子
嶺重 淑 |
月例研究会(第四三五回)六月 会場・昭和女子大学
キリシタン史料から考察する「神神の微笑」と『沈黙』
『雪に閉ざされて』に見るホィッティアの宗教観
|
香川雅子
根本 泉 |
月例研究会(第四三六回)九月 会場・昭和女子大学
ウィリアム・スタフォードの詩と信仰―平和主義の詩学
芥川龍之介「じゅりあの・吉助」論―〈孤独〉と〈信仰〉 |
島田桂子
嶌田明子 |
月例研究会(第四三七回)一二月 会場・昭和女子大学
ミニ・シンポジウム 生誕120年 宮沢賢治の現在 |
コーディネーター 関口安義 パネリスト 富山英俊・中野新治 |
月例研究会(第四三八回)三月 会場・昭和女子大学
オペラにおける修道院の場面―マスネの≪マノン≫を中心に
G・マクドナルドの万人救済説について
|
笠原真理子
山田敦子 |
二〇一七年度 |
全国大会(第四六回)五月一三日・一四日 会場・昭和女子大学
総主題―文学と〈祈り〉
【研究発表】第一日
芥川龍之介「おしの」論―〈母〉の武士道とキリスト教
殉教と棄教―リチャードE・キムの『殉教者』と遠藤周作の『沈黙』
三浦綾子文学と祈り
【シンポジウム】
文学と〈祈り〉
【研究発表】第二日
文学作品の中での障害者の役割について―C.S.Lewisの'The Man Born Blind'及び、Daniel
KeyesのFlowers for Algernonを中心に
グレアム・グリーン『キホーテ神父』―キホーテ神父の祈り
垂直線上の希求としての文学と〈祈り〉―ウィリアム・フォークナーを巡って
【講演】
自我、自然、死、そして祈り―〈書く〉ことをめぐっての問い
|
乾 英治郎
リチャード・ローガン
竹林一志
司会・コーディネーター 竹野一雄 パネリスト 安藤 聡・川原有加・棚瀬江里哉
堀越喜晴
山村結花
森本真一
川島秀一 |
月例研究会(第四三九回)六月 会場・昭和女子大学
シェイクスピアの悲劇『ハムレット〉とリストの交響詩『ハムレット』―その宗教性
日本大使の見たバチカン
|
郡司 郁
上野景文 |
月例研究会(第四四〇回)九月 会場・上智大学
C.S.ルイス『顔を持つまでに』おける他者の栄光の重みを背負うことについて
遠藤周作『沈黙』におけるキリスト教婚姻神秘思想
|
高田ひかり
山根息吹
|
月例研究会(第四四一回)一二月 会場・昭和女子大学
三島由紀夫におけるキリスト教と異教的なるもの(講演)
|
鈴木ふさ子
|
月例研究会(第四四二回)三月 会場・会場・上智大学
C.S.ルイス文学における神義論
遠藤周作『鉄の首枷 小西行長伝』論―「面従腹背」の生き方に見る宗教性
|
本多峰子
倪楽飛
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二〇一八年度 |
全国大会(第四七回)五月一ニ日・一三日 会場・四国大学
総主題―文学と巡礼
【研究発表】第一日
Brighton再訪─ Graham Greene のBrighton Rock を再読する
『さいごの戦い』に見るC.S.ルイスの救済論.─エーメスの救済を巡って
『燃えつきた人間』における主人公ケリーの病い─
回復に至るプロセス
【シンポジウム】
文学と巡礼
─人はなぜ巡礼に向かうのか、そして人はなぜ物語を語らずにいられないのか
【研究発表】第二日
揺らぐ者─中島敦「李陵」
ノン・クリスチャンのキリスト教受容─三浦哲郎『少年讃歌』からの一考察
遠藤周作『深い河』における美津子像─〈母〉の問題を中心に
【講演】
宗教改革前夜のサイオン修道院
|
藤田眞弓
高橋清隆
柳谷千枝子
司会 兼子盾夫 パネリスト 田久保浩・佐々木義登・武田秀美
奴田原諭
斎藤佳子
余盼盼
向井 剛
|
月例研究会(第四四三回)九月 会場・上智大学
キリシタン史料から考察する遠藤周作の細川ガラシャ解釈
――「細川ガラシャ」と「日本の聖女」を通して
C.S.ルイスの「煉獄」について
|
香川雅子
岡田理香
|
月例研究会(第四四四回)一二月 会場・日本聖書神学校
総主題 有島武郎の文学世界とキリスト教―生誕 140 年
【講演】
有島武郎の文学世界とキリスト教
【研究発表】
文化翻訳における死生観の違い
―オスカー・ワイルドと有島武郎の童話を中心として
有島と内村の信仰を対比させて
|
共同開催:有島武郎研究会
石丸晶子
宮本裕司
北原照代 |
二〇一九年度 |
月例研究会(第四四五回)三月 会場・上智大学 『カラマーゾフの兄弟』の「ブラックホールl、スメルジャコフ
『赤い鳥』童話作品における〈子どもの死と生命の表現〉
|
芦川進一
王玉
|
全国大会(第四八回)五月一一日・一二日 会場・国際基督教大学
総主題―文化表象とキリスト教
【研究発表】第一日
C.S. ルイス『顔を持つまで』における神化(テオーシス)の思想
――美への憧れと隣人の救いの重荷を担うことをめぐって
AdonaisにおけるP.B. ShelleyのNegative Idealism
――新プラトン主義経由の否定神学的理想表現
アルフレッド・ド・ヴィニーにおける脱宗教性――『ダフネ』を中心に
【講演】
海外研究者から見た日本近代文学とキリスト教との関係の問題
【研究発表】第二日
三浦綾子『天北原野』と「主の祈り」
遠藤周作によるキリシタン歴史小説の区分について
――「日本の聖女」に関する一考察
遠藤周作『沈黙』研究――「顔」のモチーフを中心に
【シンポジウム】
文化表象とキリスト教――「見る言葉」
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高田ひかり
白石治恵
江島泰子
マッシミリアーノ・トマシ
竹林一志
香川雅子
倪楽飛
司会 下館和巳 パネリスト マーク・ウィリアムズ・阿部曜子 |
月例研究会(第四四六回)九月 会場・上智大学
東京武蔵野病院における太宰治と聖書
――黒崎幸吉編『新約聖書略註全』をめぐって
バイロン『ヘブライのうた』――キリスト教的観点から
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田中良彦
藤井仁奈
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月例研究会(第四四七回)一二月 会場・日本聖書神学校
【講演】矢内原忠雄の文学的抵抗
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関口安義
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二〇二一年度 |
全国大会(第五〇回)五月八日 会場・桜美林大学 OBIRIN講堂(Zoom)
総主題「文学のことば 聖書のことば」
【シンポジウム】文学のことば 聖書のことば
【研究発表】
『海と毒薬』論──「 第一部 海と毒薬」序章に着目して
遠藤周作の文学における否定神学的要素についての考察
── 未完の連載小説「黒い揚羽蝶」 を手掛かりとして
Dickensと聖書── Hard Timesにおける裁きと福音の声
巡礼は呻く── ジョイ・デイビットマンからC・S・ルイスヘの愛のソネット |
(司会・パネリスト)森本真一
(パネリスト)白岩英樹・竹林一志
北田恵一
金承哲
島田桂子
湯浅恭子 |